Goにおける辞書の理解:`map`データ構造
Grace Collins
Solutions Engineer · Leapcell

Key Takeaways
- Goの
map
型は、キーと値のペアを効率的に保存および取得する方法を提供します。 - マップを使用する前に初期化して、ランタイムパニックを回避する必要があります。
- Goのマップにおけるイテレーションの順序は予測できません。
プログラミングにおいて、辞書はキーと値のペアを格納するデータ構造であり、一意のキーに基づいて効率的なデータ検索を可能にします。Goでは、この機能は組み込みのmap
型によって提供されます。
マップの宣言と初期化
Goのマップは、次の構文を使用して宣言されます。
var m map[KeyType]ValueType
ここで、KeyType
はキーの型、ValueType
は値の型です。たとえば、文字列キーと整数値を持つマップを作成するには、次のようにします。
var m map[string]int
ただし、この方法でマップを宣言すると、nil
に初期化されます。nilマップに要素を追加しようとすると、ランタイムパニックが発生します。したがって、使用前にマップを初期化することが重要です。これは、make
関数を使用して実行できます。
m = make(map[string]int)
または、マップリテラルを使用して値を指定してマップを宣言および初期化することもできます。
m := map[string]int{ "Alice": 30, "Bob": 25, }
要素の追加とアクセス
マップに要素を追加または更新するには:
m["Charlie"] = 35
値を取得するには:
age := m["Alice"]
キーが存在しない場合、m["NonExistentKey"]
はマップの値の型のゼロ値を返します。int
マップの場合、これは0
になります。
キーの存在の確認
マップにキーが存在するかどうかを判断し、その値を取得するには:
age, exists := m["Alice"] if exists { // キーが存在する場合、'age'を使用します } else { // キーが存在しません }
要素の削除
マップからキーと値のペアを削除するには:
delete(m, "Bob")
存在しないキーに対してdelete
を使用してもエラーは発生しません。
マップの反復処理
range
キーワードを使用してfor
ループでマップ内のすべてのキーと値のペアを反復処理できます。
for key, value := range m { fmt.Println(key, value) }
マップ要素の反復処理の順序は指定されておらず、異なる場合があります。
マップをセットとして使用する
マップのルックアップは、存在しないキーに対してゼロ値を返すため、マップをセットとして使用できます。たとえば、訪問済みノードを追跡するには:
visited := make(map[string]bool) visited["A"] = true if visited["B"] { // ノードBは訪問済みです } else { // ノードBは訪問されていません }
このシナリオでは、visited["B"]
はfalse
を返し、ノードBが訪問されていないことを示します。
ネストされたマップ
Goはネストされたマップをサポートしており、複雑なデータ構造を作成できます。例えば:
nestedMap := make(map[string]map[string]int) nestedMap["Alice"] = map[string]int{"Math": 90, "Science": 85}
ネストされたマップで値にアクセスまたは割り当てる場合は、ランタイムパニックを回避するために、内部マップが初期化されていることを確認してください。
結論
Goのmap
型は、キーと値のペアを保存および管理するための強力で柔軟なデータ構造です。その宣言、初期化、および操作を理解することで、Goプログラムでマップを効果的に利用できます。
詳細については、マップに関する公式Goブログを参照してください:Go maps in action
FAQs
構文value, exists := m[key]
を使用します。ここで、exists
はキーの存在を示すブール値です。
マップの値の型のゼロ値(例:int
の場合は0
、string
の場合は""
)が返されます。
はい、map[Type]bool
を使用すると、true
は要素の存在を示します。
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